誕生餅とは満一歳の誕生日を祝う時に使用される一升餅です。
一歳まで無事に成長した事を祝うとともに、人間の一生と餅の一升をなぞらえて、背負い切れないほどの食べ物に恵まれ「一生(一升)食べるのに困りませんように」、または「一生(一升)健康に育ちますように」といった親の願いが込められています。
誕生餅を背負って歩くか否かに関しては、地域によって解釈が異なります。“誕生日前から早く歩き出した子供は将来早くに家を離れ、親元から遠く離れて暮らすようになる”という伝えを嫌い、わざと転ばせて歩けないのを喜ぶ地域もあれば、転ばずに歩ければ餅のように“一生(一升)粘り強く人生を歩んで行ける”と喜ぶ地域もあります。また、形も地域によって異なり、東日本は紅白2段重であるのに対し、西日本は白餅一升が多いようです。
誕生餅に限らず、還暦といった人生の節目や上棟式などの祝い事に使用する一升餅は、その丸い形から三種の神器の一つである、八咫鏡(やたのかがみ)に見立てて鏡餅ともいわれています。八咫鏡には太陽神の天照大神が宿ると伝えられており、鏡餅自体を天照大神が姿を隠した天の岩戸に見立てているので、祝い事で使用された後には天の岩戸が開いたように鏡開きを行ない、餅を切って食べます。
誕生餅は冷凍状態で配送されます。紅白それぞれをビニール袋に入れたまま、テーブルの上や床などの平らな所で常温解凍してください。
袋の上から触れて十分軟らかくなったのを確認した後、袋の水滴をふき取り、取り出して粉を払ってご使用ください。室温にもよりますが、6時間程で軟らかくなります。冷蔵庫での解凍は餅が固くなりますので、必ず常温で解凍してください。
お祝い事に欠かせない紅白で作っています。
専用のお祝袋もご用意していますのでぜひご利用下さい。